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ハンス・コパー展 [作家さん紹介]

東京汐留にあるパナソニック電工汐留ミュージアムに行ってきました。
こんなところに美術館があったのですね。
旧新橋停車場のすぐ後ろにあるガラス張りビルの4Fです。

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ハンス・コパー展~20世紀陶芸の革新~が
6月26日から9月5日まで行われています。

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ハンス・コパーはルーシー・リーの工房で働いた人物です。
1920年ドイツのザクセン州ケムニッツで生まれ、
父がユダヤ人だったため、ロンドンに亡命し、かなりの迫害を受け、
苦労したようです。

ルーシー・リーとの出会いで陶芸を始めたそうですが
良い刺激を受けあって、こうしてお互い素敵な作品を
生み出すことが出来たのだと思います。

雰囲気は似ていますが、ハンス・コパーの作品は、
ルーシー・リーのと比べると幾何学的な感じがします。
色調は黒と白なのですが、造形的にとても拘っています。
ろくろで成形しているところ、肌の質感に拘っているところは、
表現方法は違っていますがルーシー・リーと同じだと思います。

ルーシー・リーの工房から離れた後、建築の仕事にも携わり、
2mもの高さのある燭台や外装タイルなども手掛けています。
建築にも目が行くところが女性とは違うところなのかもしれません。

後半の作品になるにつれて形がシャープになっていました。
球形に楕円の円筒形を取り付けた作品が数多くありますが
3次元になるので、図面に描くのも大変なのに、
どうやってくっつけたのか、不思議に思います。

1981年、61歳で筋萎縮性側索硬化症で亡くなられましたが、
病と闘いながら、最後の1年は新作を作らず、
作り途中のものを仕上げたのだそうです。

ちょっと気になったのは3回結婚していること。。。
モテたのですね~^^;(ちょっと好みかも♡)

展覧会を観賞しながら、
P6268363a.jpg
メモを取ったのは、今日が初めてです。。。





ミュージアムショップで、バーナード・リーチの本があったので
買ってみました。
ルーシー・リーとハンス・コパー展の両方に名前が挙がっている人物です。
ちょっと勉強してみようと思います♪


バーナード・リーチ日本絵日記 (講談社学術文庫)

バーナード・リーチ日本絵日記 (講談社学術文庫)

  • 作者: バ-ナ-ド・リ-チ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/10/10
  • メディア: 文庫



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コメント 9

kuni

うわー勉強家!!!
by kuni (2010-06-27 18:32) 

みち

kuni様
ありがとうございます。
今になって慌てて…です。学生時代にもっと色々
観ておくべきだったなぁ、と思います^^;
by みち (2010-06-27 23:55) 

お茶屋

まさに勉強家!!
すばらしいでっす☆
by お茶屋 (2010-06-28 11:10) 

めりー

この前の展覧会の映像でも紹介されてましたが、
ハンスさん、ルーシーさんのところを離れてまもなくして
亡くなられたのですよね。
残念だなーって思いながら あの時みてました。

みちさん、ちゃんとこちらの展覧会も行かれたのですね。
小さな積み重ねが やがて大きな実をつけます。
がんばってね(^^)
by めりー (2010-06-29 10:47) 

ちか

おっと!もう観に行ったんだ!
私もハンス・コパー展チェック入れてるよ!
ルーシーベースに男性らしい感性も入り…
ハンス・コパーの世界も楽しみ~♪
ルーシーの時も、メモをする方を時折見かけて…
ホ~そうか!そういうメモを取っているんだね~。
好きな分野だからこそ、もっと勉強したくなる。
なんか分かる気がするな~。(^^ゞ
そうそう、バーナード・リーチも気になる存在だよね!
by ちか (2010-06-29 21:25) 

みち

お茶屋様
ありがとうございます♪
通勤電車の中で読んでいるのですが、翻訳本は
どうも日本語がまどろっこしくて眠くなります^^;

めりー様
ありがとうございます。本屋さんで雑誌を立ち読み
していて見つけました^^;
ルーシーと共通しているところ、違うところを見つけながら
観賞しました。展覧会はルーシー展に比べて地味ですが
なかなか面白かったですよ♪

ちか様
ルーシー展でメモを取っている方、私も見ました。
外国の方でしたが、小さな手帳に器のイラストが
とっても素敵で、そのメモが欲しくなっちゃいました^^
メモしているのは大抵学生の方が多いのですが、
今回の展覧会でも、私のような人が数名いました^^;
メモしていてもよく分からず。。。今度の教室の時
先生に見てもらおうかなっと思ってます^^
by みち (2010-07-03 00:24) 

S_S

勉強をしようと思う気持ちイイですね~
ホントに好きなんですね♪
楽しいとか好きなものって、自然と勉強をしたくなりますし
すると更に楽しくなったりと♪
その良い循環が良いですよね^^

by S_S (2010-07-05 14:07) 

dororo

私も行こうと思いつつ、まだ行けてません。
作品もたくさんあるようで、ぜひ行ってみます!
by dororo (2010-07-07 22:39) 

みち

S_S様
ありがとうございます。陶芸について、まだまだ
知らないことがいっぱいあるので、もっと、もっと
知りたいな!と思っています^^

dororo様
あまり大きくない美術館でしたが、観易く展示
してありました。最後にルーシー・リーの作品も
置いてあったので、比較が出来て面白かったです^^
by みち (2010-07-08 00:26) 

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