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三代徳田八十吉展 [作家さん紹介]

しばらくご無沙汰してしまいましたm(__)m
明けましておめでとうございます。
マイペースなブログですが、今年も宜しくお願い致します。

横浜そごう6階の、そごう美術館で行われている、
追悼 人間国宝 三代 徳田八十吉
                  ~煌めく色彩の世界~
八十吉展.jpg
を観てきました。

九谷焼の常識を打ち破った数々の作品に 唯々圧倒されました。
徳田家に伝わる古九谷五彩の紺、紫、緑、黄、赤のうち
ガラス成分のない赤を除いた4色の釉薬から
200以上の中間色を創り出したそうで、
絶妙なグラデーションの作品の数々が展示してあります。


九谷焼が嫌いだと家を出てダンスの先生をしていた若かりし頃の写真があったり、
家族内にも秘密にして、記号化してある絵具の調合、
それを息子にではなく、孫の三代に伝えた初代の心、
初代、二代の作品、三代の初期の作品も観れる、充実した展覧会でした。

八十吉本.jpg


一番印象に残った作品は…
「石畳」が好きだなぁと思ったのですが、
「石畳」の作品が、「臨界」に変身し、更に「未来」に変身。
作家さんの計算以上の窯・自然の力が新しい作品誕生の手助けをします。

これだから、陶芸って面白いんだなぁと改めて思いました。




三代 徳田八十吉(とくだ やそきち)について


益子陶器市の小皿 [作家さん紹介]

益子の陶器市で見つけた小皿をご紹介します。

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直径8.0cm 高さ3.0cm 重さ60g
高台がちょっと高めの、縁がうねうねした形。
たぶん赤土で、ろくろ成形。
釉薬は天然灰釉で、還元焼き。
ひとりでやっているから登り窯ではないけれど、って
作家さんがおっしゃってました。
けど、灰作りからしているとか。。。灰汁を取るのが大変なんだそうです。
色々お話ししてくれましたが、まだまだ理解出来ず残念です!

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釉薬が流れて自然に硝子質になっている器の底。
硝子を入れて似たようなもの作ったことあるけど、
自然の美しさには敵わないです!

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外側縁のタレ具合も好きです!

栃木県那須烏山市にある、陶房 素月苑さんの作品です☆

大陶器市に行ってきました♪ [作家さん紹介]

10月24日まで、横浜の関内で行われていた
全国大陶器市』に行ってきました。

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いやはや、、、ちょっとショックを受けました。。。
こんなに素敵な器が500円で売られているとは。。。

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こちらの豆皿は300円。

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私の歪んだお茶碗を600円で購入して頂いたのに、
プロが作った器がこのお値段?

陶芸で生活するのって、大変!!!

ま、本当に良い物はここまでお安くはないですけどね。。。
幾つか勉強になる?気に入った物があったので買ってきました。

織部焼の中垣連次さんの作品

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益子焼の長谷川つぎおさんの作品

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有田焼の液だれしない醤油入れ

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購入したそれぞれの作品の写真がイマイチだったので、
撮りなおして後日改めてご紹介しますm(__)m

集ちゃんと奥様と後輩さんの作品展 [作家さん紹介]

東京での開催は10月4日で終わってしまいましたが、、、
第57回 日本伝統工芸展を観てきました。

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東京では、日本橋三越本店で行われていました。

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今年も集ちゃんが入選されています。
おめでとうございます!
昨年も思いましたが、、、
どの作品もすごい迫力で!!!
この1本の線を引くのに、どれだけ吟味されたのだろうか?
作品ひとつひとつから、ピーンと張り詰めた空気を感じます。
少しの隙もない作品。。。
観て回るだけで疲れてしまいました^^;


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NHKの「日曜美術館」でも紹介されていました。
作家さんの制作風景が観れて面白かったのですが、
作品が持つパワーは、やっぱり実際に観ないと感じられないものなんですね。



もうひとつ、終わってしまった展覧会のご紹介をするのもなんなんですが。。。

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9月29日から10月4日まで
銀座にある、ギャラリーおかりやで
漆作家の井ノ口貴子さんと陶磁作家の椎名勇さんの
ふたり展が行われていました。


井ノ口貴子さんは、集ちゃんの奥様です。
何度か作品を見せて頂いていますが、
とっても繊細な作品です。
触るのも怖い、、、と思いながら、遠慮なく手にしてみました^^
石膏や発泡スチロールで作った型に
麻布と漆を何度も重ねて固めて作られるとのこと。
考えるだけで気の遠くなる作業です。
お花の絵柄も繊細で素敵です。どうやって…?って質問したら
こんな風に!って器を手に持って教えて下さいました。
お子さんふたりいらして、の作品作りは大変だろうなぁ、と思います。


椎名勇さんは、集ちゃんの後輩さんだそうです。
初めて作品を見せて頂きましたが、、、
もう一目惚れ!です。
色といい、形といい、質感といい、とっても素敵です☆
とっても温かい雰囲気があります。
伝統工芸展で、張り詰めた空気を吸ってきたばかりなので
尚更そう感じたのかもしれませんが、、、
お給料日の後だったら、確実にひとつお持ち帰りしていたかも!
来年7月にデパートでの展覧会があるそうなので、
また是非お邪魔したいです!


やっぱり私はマットな感じが好きなんだなぁ、と再認識しました。
今、陶芸教室には白マット釉薬がないので、
自作しちゃおうかな?
スイヘーリイベーは苦手分野ですが、
けんちゃんとお揃いの本を買って思案中です。


混ぜておぼえるはじめての釉薬づくり (自宅陶房計画)

混ぜておぼえるはじめての釉薬づくり (自宅陶房計画)

  • 作者: 野田 耕一
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 大型本



ハンス・コパー展 [作家さん紹介]

東京汐留にあるパナソニック電工汐留ミュージアムに行ってきました。
こんなところに美術館があったのですね。
旧新橋停車場のすぐ後ろにあるガラス張りビルの4Fです。

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ハンス・コパー展~20世紀陶芸の革新~が
6月26日から9月5日まで行われています。

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ハンス・コパーはルーシー・リーの工房で働いた人物です。
1920年ドイツのザクセン州ケムニッツで生まれ、
父がユダヤ人だったため、ロンドンに亡命し、かなりの迫害を受け、
苦労したようです。

ルーシー・リーとの出会いで陶芸を始めたそうですが
良い刺激を受けあって、こうしてお互い素敵な作品を
生み出すことが出来たのだと思います。

雰囲気は似ていますが、ハンス・コパーの作品は、
ルーシー・リーのと比べると幾何学的な感じがします。
色調は黒と白なのですが、造形的にとても拘っています。
ろくろで成形しているところ、肌の質感に拘っているところは、
表現方法は違っていますがルーシー・リーと同じだと思います。

ルーシー・リーの工房から離れた後、建築の仕事にも携わり、
2mもの高さのある燭台や外装タイルなども手掛けています。
建築にも目が行くところが女性とは違うところなのかもしれません。

後半の作品になるにつれて形がシャープになっていました。
球形に楕円の円筒形を取り付けた作品が数多くありますが
3次元になるので、図面に描くのも大変なのに、
どうやってくっつけたのか、不思議に思います。

1981年、61歳で筋萎縮性側索硬化症で亡くなられましたが、
病と闘いながら、最後の1年は新作を作らず、
作り途中のものを仕上げたのだそうです。

ちょっと気になったのは3回結婚していること。。。
モテたのですね~^^;(ちょっと好みかも♡)

展覧会を観賞しながら、
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メモを取ったのは、今日が初めてです。。。





ミュージアムショップで…


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